意識化 (「脳」から「意識」への流れ)

脳から意識への流れである「意識化」について説明します。

◆「意識化」するもの

「脳内処理」が「意識」で認識できるようになる「意識化」には、次のようなものがあります。

  • 5感の生成
  • 5感以外の感覚の生成
  • 感情や欲の生成
  • 記憶の展開

◆5感の生成

5感、つまり視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を生成します。

例えば目で受けた光や、耳で受けた音を、映像や音にします。

 

なお、ただ単に生成しているわけではなく、例えばリンゴを見た時には、以下のように映像の他、付加感覚も生成しています。

  • リンゴの映像
  • 立体感
  • 距離感
  • それがリンゴであると言う認識
  • 関連する記憶や感情

◆5感以外の感覚

5感の他にも意識化されているものがあります。

  • 平行感覚
  • 時間感覚
  • 違和感
  • 直感
  • 他、言葉化されていない感覚

◆感情や欲の生成

以下のような感情や欲を生成します。

  • 喜び、嬉しい、面白い感覚
  • 悲しい、怒り、不安
  • 人間の3大欲求(食欲、性欲、睡眠欲)
  • マズローの欲求5段階
    • (生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、尊敬欲求、自己実現欲求)

◆記憶の展開

記憶が思い返された状態が該当します。

記憶が展開される時には、関連する記憶や感情も展開されます。

 

記憶の展開には能動的なものと受動的なものがあります。

 

<能動的な記憶の展開>

想い出そうと思った時に思い出せる記憶が該当します。

例えば、あの芸能人の名前なんだったかな?と思って想い出せた時が該当します。

 

<受動的な記憶の展開>

想い出そうとしていないのに思い出す記憶が該当します。

嫌な事を言われた時に何度も思い出したり、音楽が頭の中で延々と流れたりが該当します。

これには悩まされている方もいるのではないでしょうか。

「意識化」は大体が外部Inputに起因していますが、「受動的な記憶の展開」において外部Inputに起因している点を抑えておくとコントロールが容易となります。 

特殊な例だと夢で見たものがが意識化し続ける事がありますね。

 

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