「意識化」と「意識の行使」

◆「意識化」と「意識の行使」

以下のように定義します。

「意識化」:脳が処理したものが意識で認識できる事。「脳」から「意識」への流れです。

「意識の行使」:意識した結果、思考や行動を行う事。「意識」から「脳」への流れです。

詳細を以下に書き進めます。

◆「脳内処理」と「意識」

例えば今この文章を読んでいる瞬間、以下の流れが発生しています。

  1. 画面から光が発せられる
  2. 目で光を受け取り脳に伝達する
  3. 脳内で処理を行う
  4. 文章を認識する

上記3,4に着目すると分かる通り、認識できるか否かの観点で「脳内処理」と「意識」と分けることができます。

◆「脳内処理」

「脳内処理」つまり、私たちの脳が行っている活動です。

なじみ深い働きでは記憶をしたり、感情を生成しています。

また心理学での「潜在意識」や、心臓など意識せずに動くの「不随意運動」などもこの「脳内処理」として話を進めます。

基本的に「脳内処理」を私たちは直接知覚することができません。

◆「意識」

「脳内処理」を経て、目に光として入ってきたものを人の表情や景色と認識したり、耳に入ってきた音を会話、音楽などを認識できますが、この認識しているのが「意識」です。

◆「意識化」

「脳内処理」で認識できなかった処理が「意識」で認識できるようになる事を、このブログでは「意識化」と呼びます。

流れとしては「脳」から「意識」への流れです。

脳科学等では、意識で認識できる質感を「クオリア」と言いますが、難しい概念のため「意識化」と言う言葉を選びました。

◆「意識の行使」

例えば、意識的に上を向く時、「意識」上で上を向こうと思い、その結果として顔や目を上に向ける動作をします。「意識」で思った事が脳に伝わり、顔と目を動かします。

このように「意識」で思い描いた事を脳へ作用させる事をこのブログでは「意識の行使」と呼びます。

流れとしては「意識」から「脳」への流れです。

 

※この用語について適当な用語が見つからず本当に悩みました。

 

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