「意識の行使」の詳細
意識から脳への流れである「意識の行使」について説明します。
◆「意識の行使」でできること
意識から脳へ働きかけを行う「意識の行使」には以下のようなものがあります。
- 意識や注意のコントロール
- 随意運動
- 記憶の参照
- 記憶する
- 五感の再現
- 思考
◆意識や注意のコントロール
以下のように意識の範囲や対象、強さを調整する事が出来ます。
- 一点に集中して意識を向ける
- 全体に意識を向ける
- 視界に意識を向けたり音に意識を向けたりできる
◆随意運動
身体を動かそうとすることができます。結果として体が動きます。
経験の浅い行動は意識的かつ部分的に動かそうとする必要がありますが、経験が積み重なるとより無意識により包括した動きをしようとできます。
自転車を例にとると、最初はべダルを踏んだりハンドルを動かしたりを意識する必要がありますが、慣れると自転車に乗って目的地に行こうぐらいの意識で可能になります。
◆記憶の参照
記憶を思い出そうとする事が出来ます。
このブログでは、、、
意識を思い出そうとするところまでが「意識の行使」です。
実際に記憶を思い出した時は「意識化」にあたります。
◆記憶する
「意識の行使」で行ったアクションは記憶する事が出来ます。
◆五感の再現
意識の中で5感を作りだすことができます。
「イメージする」「暗唱する」と言うアクションが身近と思います。
◆思考
「記憶の参照」「五感の再現」や「意識化」を組み合わせたアクションです。
- 自己問答:自らへの問いかけを暗唱し、問いかけに対して記憶を参照したり論理的思考を行ったりする。
- 論理的思考:因果関係や全体像を暗唱やイメージで整理する、
- 記憶の整理:複数の記憶の時系列や関連性を認識して再度記憶する。
- 予想、先読み:5感から得られた情報や記憶を用いてこの後の展開について論理的思考を行う
- 計画:関連する記憶や予想結果を参照し、アクションを暗唱、またはイメージで整理する
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